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ベスト16が決定!『Boost Mobile Margaret River Pro』2日目

2021-05-03 更新
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(ジャック・ロビンソン)
PHOTO: © WSL/Dunbar

現地時間5月3日、オーストラリアの携帯会社「Boost Mobile」がメインスポンサーのイベント、CT第4戦『Boost Mobile Margaret River Pro』はコンテスト2日目を迎えました。

初日に入った南西ウネリはピークを過ぎたものの、公式10ftプラスのマーガレットリバー、メインブレイクは一言で言えばダイナミック。
ビーチブレイクで行われた前2戦と一転してエアリアルではなく、完璧なマニューバー勝負。
ブラジリアンでさえこのパワフルな波でレールワークに固執していました。

メンズR1(Seeding Round)の残りヒートの後、ウィメンズ、メンズ共にR2(Elimination Round)が行われ、最後にメンズR3(Round of 32)のマンオンマンが二つのヒートを同時に進行するオーバーラッピングヒートで足早に進行。
メンズ、ウィメンズ共にベスト16が決定しました。

二人のローカルヒーローが姿を消す

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(ジェレミー・フローレス)
PHOTO: © WSL/Dunbar

今イベントで注目されていた大型ルーキーのロボことジャック・ロビンソン、トライアルで優勝してワイルドカードを得たジェイコブ・ウィルコック。
この二人のローカルヒーローは10代の頃からワイルドカードで今イベントに何度も出場してビッグネームを倒してきた神童であり、20代になった今もこの土地のワイルドなリーフブレイクで右に出る者がいないほどの実力を持っています。

しかし、R3ではロボがジェレミー・フローレス(FRA)とのビッグゲームに僅差で敗れ、ジェイコブはマシンのようなコンペティターに成長した五十嵐カノア(JPN)にやはり僅差で敗退。
特に開幕戦から9位と17位が続いていたロボは地元で起死回生を狙っていただけに痛恨の極みだったでしょう。

「ずっとこのようなヒートを待ち望んでいたよ。大きな波で地元の最高の選手と対戦するのはやりがいがある。彼のキャリアは始まったばかりだけど、私は終わりに近づいている。もし、小さな波での対戦だったらエアリアル勝負になって苦戦したと思うけど、このような波なら自分でも良い演技ができる。ジャック・ロビンソンのような若き野獣と互角に渡り合えたと思うと気分が良いね。自分のキャリアを終える前に彼と試合ができて良かったし、勝てて更に嬉しいよ」

ジェレミーとロボのヒートはこの日最も盛り上がった戦いでもあります。
メインブレイクを知り尽くしているロボはバレルもメイクして8ポイント台を2本スコアしましたが、終了間際に最大のセットを手に入れたジェレミーはビッグターン2つで9.40をスコア。
見事な逆転劇の主人公になったのでした。



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(五十嵐カノア)
PHOTO: © WSL/Dunbar

もう一人のローカルヒーロー、ジェイコブをシャットダウンしたカノアはコロナ禍の多くをポルトガルで過ごしており、この手のリーフブレイクで十分なトレーニングを積んでいました。
更に元コーチのスネークことジェイク・パターソンの出身地でもあることからローカルナレッジを叩き込まれていたそうです。

カノアは次のR4(Round of 16)で今イベントで唯一勝ち上がっているメンズルーキーのマシュー・マクギリヴレイ(ZAF)と対戦します。

タイトルコンテンダーが勝ち上がる

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(ガブリエル・メディナ)
PHOTO: © WSL/Miers

今シーズンは全9戦を終了した時点でのトップ5が最後に「WSLファイナル」と呼ばれるプレーオフのようなシステムでタイトルを決めるフォーマットに変更。
つまり、ランキング5位以内に入ることが最初の目標になるのですが、メンズは現在の上位4名、ガブリエル・メディナ(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、五十嵐カノア(JPN)まで。
ウィメンズはカリッサ・ムーア(HAW)からサリー・フィッツギボンズ(AUS)までの上位6名が次のR4(Round of 16)に進んでいます。

ウィメンズはR2のみ進行

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(マリア・マニュアル)
PHOTO: © WSL/Miers

ウィメンズはこの日R2の2ヒートだけが行われ、二人の敗者が決定。
トライアルで優勝してワイルドカードを得た14歳のウィロー・ハーディ(AUS)とコートニー・コンローグ(USA)でした。

「思い出に残る大会になったわ。この日のことは絶対に忘れない。彼女たちは本当に励ましてくれたし、尊敬する人たちと一緒にサーフィンできてとても嬉しかったわ。応援してくれた皆さんに感謝している。本当に素晴らしい体験だった」

先に紹介したロボとジェイコブが初めてワイルドカードでCTに出場したのは15歳の時。
ウィローもこの経験を糧にして数年後には対等に戦えるようになるのかもしれません。

なお、前日のR1(Seeding Round)でキャロライン・マークス(USA)を抑えてトップ通過を果たした都筑有夢路(JPN)は次のR4(Round of 16)でジョアン・ディファイ(FRA)と対戦します。

ネクストコールは現地時間5月4日7時(日本時間の同日8時)
オフショアが持続する見込みながら南西ウネリは弱まる傾向。
明後日にはオンショアに変わる見込みなので、ウィメンズだけでも進む可能性があります。

WSL公式サイト


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